低用量ピル(OC)

低用量ピル(OC)とは

低用量ピルとは卵胞ホルモンと黄体ホルモンのはたらきを利用した女性ホルモンの合剤です。低用量ピルを服用することで、排卵や子宮内膜の増殖が抑制されるなどし、避妊効果が発揮されます。近年では、避妊効果だけでなく月経痛や月経前気分不快等の月経前症候群の症状を緩和させるためにも積極的に用いられています。従来の中用量ピルと異なり、ホルモン量が少なくなっているためむくみや血栓症のリスクといった副作用が大幅に低減しているのが特徴です。

当院の低用量ピルの費用

安心して継続服用していただけるよう、当院では自費によるピル処方を2,000円から行っています(初診料・検査費用等別途)。また、生理不順や生理痛、月経前症候群等の症状のある方は、必要に応じ保険適用でのピル処方が可能となります。詳しくはお問い合わせください。

ピルの副作用

服用開始1~2カ月は、下記のような副作用が出る場合がありますが、症状の多くは1~2カ月で軽減します。

吐き気
頭痛
むくみ
乳房の張り
倦怠感
血栓症
不正出血

低用量ピルの種類

ピルには、飲み方によって「Day1スタートピル」と「Sundayスタートピル」とがあります。開始日によって飲みかたが異なりますのでご注意ください。

Day1スタートピル

Day1スタートピルには下記の2種類があります。

21錠タイプ

偽薬がないタイプです。1シートのみ終わったら7日間休んで新しいシートを飲み始めましょう。

28錠タイプ

1シート全部の錠剤を飲み終えても服用を休まず、続けて次のシートを飲みましょう。28錠のうち最後の7錠は薬の成分が入っていないので実際には休薬をしていることになります。飲み忘れが心配な人にお勧めです。

Sundayスタートピル

これは日曜日にピルを飲み始める方法です。消退出血がだいたい月曜日ぐらいに始まるようになっているため、週末と消退出血が重なりません。こちらの場合は、月経後、初めての日曜日から服用を開始することになります。もし、月曜日~土曜日の間に月経が来た場合は、次の日曜日に服用をスタートしましょう。日曜日に月経が来た場合は、その日にスタートすることになります。

低用量ピル服用のタイミング

ピルを服用するタイミングに決まりはありませんが、血液中の濃度を一定にするためにも、また飲み忘れを防ぐためにも毎日決まった時間に飲むことが大切です。

低用量ピルの効果

低用量はピルとは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの作用を利用した女性ホルモン薬です。その効果は体を疑似妊娠状態にし、望まない妊娠を避けるだけに留まりません。近年では子宮内膜症の治療や月経前症候群の治療などにも用いられるようになってきています。

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